舞台は20世紀初頭、ヨーロッパのとある国。
売れっ子マジシャンであるシャンドールは、男爵による人探しの依頼を透視能力によって解決したことにより、奇跡の男と持てはやされる。しかし実際は透視ではなく、彼の自宅に居候する仲間たち(探偵のラースロ、占い師のギゼラ、発明家のジグモンド、俳優のヤーノシュ、詩人のレオー)の調査によるものであった。
そんな中、透視の噂を聞きつけた皇太子ボルディジャールに、皇太子妃マレークの死の真相を解明してほしいと依頼される。ボルディジャールの熱意に押され、渋々ながらも依頼を引き受けたシャンドールは、マレークの元侍女であるヴェロニカ、エヴァ、シャーロットの監視下に置かれることになる。
調査を進めていく中で辿り着いた、王族の墓を守るシュトルムフェルド・アデルハイド夫妻は何やら秘密を握っている様子。
はたしてシャンドールは、依頼を解決することができるのか?
シャンドールのもたらす奇跡をとくとご覧あれ!